W.Hさん N.Aさん(プラチナ)
プラチナ結婚指輪(26.5号、10号)。
<事前打ち合わせ&本制作>
上段・中段/プラチナリング 下段/シルバーリング
石(ladies)/ダイヤモンド5ps 0.05ct
昨年2月にプラチナ結婚指輪を作られたSさんご夫妻のお友達です。
「自分たちも手作りで!」と、Sさんの後押しもあり作りに来てくださいました(^ ^)。
事前打ち合わせで、デザイン、プラチナ地金の幅や厚さを検討。
mensは幅3ミリ厚さ1.8ミリ、ladiesは幅2.5ミリ厚さ1.6ミリ。
デザインは、ストレートのメビウスタイプ。
ladiesのみ、完成後にメビウスのセンターにダイヤモンドを彫り留めします。
本制作。最初はリング内側に文字の刻印です。
同サイズの銀板で試しながら、おふたりの名前、挙式日、ハートを刻印。
バーナーでプラチナをなましながら、リング状に曲げていき、両端をピタッと合わせます。
ずれのないよう合わせ、酸素バーナーの高温でロウ付け(溶接)。
高温にプラチナが輝き眩しいので、溶接用の眼鏡を掛け、じっくり火を当て無事成功!
芯金(リング棒)に通しで叩き、真円のリングが完成です。
ここからが大事なところ。メビウスを削り出します。
シルバーリングで、何処をどういう角度で削るのか試しながら、感覚を掴んで本制作へ。
リングの左右からセンターにかけて、センターから左右にかけて、平面から鋭角へ削り出しました。
失敗の許されない本番となると、おふたりとも緊張してましたが、
練習で感覚がわかっていたので、思った以上にプラチナはスムーズにいけましたね(^ ^)。
きれいなラインです!
リューター(研磨機)を使い、粗磨きから徐々に細かい研磨を繰り返し、鏡面のリングが完成しました(^ ^)。
石留めのデザインを再確認し、一旦お預かり。
ダイヤモンドを5ps彫り留めし、2つともにプラチナメッキを施して完成です♪
作りに来て頂き、ほんとうにありがとうございました。
素晴らしい教師気になりますよう祈っております(^ ^)。
2012年6月3日挙式。
末永くお幸せに(^ ^)
12/2/26制作 12/3/10郵送にてお渡し
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