M.Mさん(体)2作目
ペンダントトップ。
上記S.Yさんとご一緒に。おふたりでS.Yさんの誕生日プレゼント制作です(^ ^)。
昨年のちょうど同じ日に初制作。おふたりでペンダントトップを作られました。
M.Mさん、今年海外でそのペンダントトップ紛失!
今回、もう1作、ペンダントトップです。1年前の講習記録を見ながら、デザインを検討。
前回同様、手作りだからこそ表現できる「なにか」を探しました。
M.Mさんの発想や言葉から、こちらも頭の引き出しをたくさん開けました(^ ^)。
結果、厚さ1.6ミリ、縦5センチ横2センチのベース銀板に、ステアクラフトが制作で出した様々な銀の欠片。
この欠片たちを自由に乗せ、バーナーで熱し、わずかに溶かし、すべてを溶着させました。
通常の溶接は、ロウ材という接着剤に当たる銀を使用します。
銀は1,000度で溶解するので、その一歩手前の温度で表面が溶け始め、重なった銀同士がくっついた瞬間に火を引く!
それで乗せたすべての欠片をベースの銀板に溶着で来たら成功ということです。
ただし、ベースの重い銀板も、上に乗せた小さな欠片も、ほぼ同時に溶けなければくっつきません。
ベースの温度を上げようとして欠片に火を当て過ぎれば、小さな欠片はあっという間に溶解温度に達して、
自分だけ液体化し形を無くします。
すべての銀にバーナーをどう当てるのか、銀の様子に細心の注意を払い、バーナーと真剣勝負です(^ ^)。
乗せた欠片たちはほぼ溶着で来ましたが、ベースとなかなかくっつかず、ステアクラフト、出番でした!
炎をどう当てるかは勘の部分が大きい。あと何秒当てたら溶けるのか、無理なのか、想像です。
2回ほど試して無事すべてが溶着できました(^ ^)。
裏面にイニシャルと銀の含有量950を刻印。
表面をリューター(研磨機)などで粗し、そこに艶消しを掛けて仕上げました!
惑星に作った基地のような形状、例えようの無い質感です。
まさに手作り、もう二度と作りようのない作品になりました(^ ^)。
11/11/20
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